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2008年12月

2008年12月28日 (日)

グリーンマン

今日実家でテレビを見てたら、ヨーロッパかどこかの言い伝えで、そこの森にはグリーンマンという妖精がいると言うのです。彼がやって来ると木々が緑になり、春がやって来るのだそうです。それを喜び感謝して、みんなが葉っぱを体に付けるお祭りがあるとのことでした。その葉っぱを付けた妖精の様子がまるでボーイだったので、みんなが笑いました。けど、本当のところ、ボーイは森からやって来たのではなかろうか、と私は思いました。公園を歩きながらくすー、くすーっと枝や草を体に挿す、あまりに自然な仕草は、やっぱりボーイがグリーンマンだからなのだな。

その後のコーナーで、園芸家の柳生真吾さんが出て来ていました。真吾さんといえば、今年の夏、真吾さんの雑木林を見に家族4人で八ヶ岳に行きました。そこでボーイが従業員の女性に、「おじさんどこ?話したいんやけど。」と大声で聞いていました。ちょっとびっくりしたその方は、「あ、真吾さんね。今、林でモリゾーとキッコロとお仕事してるからまだ帰って来ないの。」と丁寧に答えてくれました。私はボーイが真吾さんを知ってる事にびっくりしましたが、一体どんな話があったのか、2人が森や植物の話をしてどんな盛り上がり方をするのか、とても楽しみにしていたのですが、真吾さんはお忙しいようで、お会いできませんでした。残念でしたが、八ヶ岳はとてもきれいな所だったし、また行きたいな。

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忘れ物

私は用意が悪いとよく言われます。鼻たれの子供を連れているのにティッシュもハンカチも持って来ず、出先で鼻がたれてはじめて「忘れた!」と気付き、私のスカートでかませます。それが外なら、そこらの葉っぱを一枚失敬して子供の鼻をかませます。

スーパーに行って、財布を忘れるのなんかしょっちゅうだし、財布があってもお金が入ってない事も時々あります。

日時の忘れ方もひどく、これに関しては忘れてるのではなく、関心が無いんだと思います。どこかで日時を書く時、適当に数字を入れたりするので、お店の人に「3月ではないですよね、12月です。2003年でもないですし。」と言われたりします。

来年は忘れることを忘れようと思います。あかんか。

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2008年12月27日 (土)

鼻のかみ方

数年前保育園で、親と子揃って先生のお話を聞く行事がありました。その中で、鼻のかみ方を先生が実際にやってみせました。

「まずティッシュをこうやって折ります。そしてこの2本の指でこうやって鼻を押さえて、片方かみます。そしたら次に、ティッシュをこうやって折って、もう片方をかみます。」と。

そこで、「鼻のかみ方は、おとーちゃんやおかーちゃんの真似てみて、何回かかんでみて、一番どっさり鼻が出る方法を自分のものにしましょう。鼻の形はみんな違うので、自分に合ったやり方を考えましょう。」とは言いませんでした。

そしてその直後、ボーイは、いつものように歩きながら片手で鼻をかんでいました。とってもかっこ良かったです。

2008年12月26日 (金)

犬小屋

数か月前死んだ実家のドッグ、チムチムチムニーの家を先日父が壊しました。立派な手作りの犬小屋だったので、あってもよかったようでしたが、中にチム二ーがいないので、やっぱりあってもしょうがないか、と壊す事になりました。

まさかりでまっぷたつ!もいっちょ!ガーン、バキーン、バキバキ!すごい量の木を使っていたのが分かりました。そしてすべてが外れたら、「これが欲しかったんさ。」と鉄板の屋根をカパンッと剥がしました。そこにはいろんなサイズが書き込まれていて、ないと非常に不便なんだそうです。私はてっきり、チム二ーに関する数字、もしくは暗号とずっと思っていたので、サイズかー、とちょっと腑に落ちました。

昨日はメリーのじゅんちゃんが、じんさんと一緒に遊びに来てくれました。とろけるおいしさの葱のグラタンを作って来てくれました。私の作った豆のスープと一緒に食べると、体の中が、うわーっとなりました。細胞いっこいっこが、あったかいお風呂に入ってブルッとなったような。

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2008年12月25日 (木)

メリークリスマス!

メリークリスマス!今日はお天気も良くって、いいクリスマスの朝です。子供達はサンタクロースからのプレゼントに大はしゃぎでした。

昨日のイヴでは、ケーキを食べたり歌ったりして、とても賑やかでした。誕生日と違ってみんなが同じテンションでいられるので、楽しさが人数分に増えてる感じでした。

アメリカだったりヨーロッパだったりの、ある女の子が朝起きて鏡で顔を見ると、そこには白い顔と青い目と、ピンクのほっぺに赤い唇、金色の髪の毛がまきまきしています。一番身近な自分の顔がこんなに色とりどりだと、自身の持つ色彩感覚が日本人とは根本的に違ってくるのも分かります。その感覚は生活のあらゆる場面で影響するだろうから、クリスマスの飾り付けなんかも派手な感じなんだろうかな。日本のお正月の飾りはこんなにカラフルでないものな。どっちがいいとかではなしに。

今日もケーキの残りがあるからうれしいな。

2008年12月24日 (水)

コスナー

この前父が「今日はコスナーが飛んでる。」と言うので、てっきりまた人が飛んでるのかと思っていたら、黄砂の事でした。時々英語で話す父のところには、時々目に見えない外国の人が遊びに来るらしく、その友達の事と思ったんですが。

こないだ父が仕事で使うシリコンを見て、祖母マーシャが、「なんやこれ。」と言うので近くにいたボーイが「シリコン。」と言うと、「水やり?」とマーシャ。「違う、シリコン。」「すいもん?」「違う、シリコン。」「新聞?」・・・。エンドレスに続きました。

聞き間違いって、楽しいなあ。

2008年12月23日 (火)

運転

私は運転が上手だと思います。ダンプだって運転しますし。でも、れんちゃんはあんまり運転が上手ではないと思います。

れんちゃんに休みの日、運転を頼むと、必ず10分位でグーッと寝ます。なので途中で代わります。でも、れんちゃんは寝ていなければ、とても紳士的な、余裕のある運転をします。時々あおったり無茶な車線変更をする人がいるけど、ちっぽけで、大嫌いです。好きな人なんていないと思いますが。

私の父の運転も少し変っています。幼い頃、毎年の家族旅行は父の運転でした。2車線ある道路で、すいていたら必ず真ん中の白線をまたいで走っていました。時々線からずれると「あぶない!」とみんな思ったのでした。もうそれは自動車ではなく、モノレールと思い込んでいたからです。

れんちゃんは眠くならないために、車に柿の種を入れています。

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2008年12月22日 (月)

クリスマス会

土曜日は保育園のクリスマス会がありました。ガールがうさぎの格好をして大勢の前で演技をしていました。小さいクラスの発表は特別にかわいらしくて、おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、みんなほうーっとため息がでるようでした。

さてボーイの番が来ました。銀色に輝く衣装を着て、大きな三日月を持っての登場です。高い台に乗り、すべてを見下ろすと、もう彼は月でした。

おはなしはこうでした。昔神様が海、陸、太陽、月、生き物達を作りました。そこにいたアダムとエバが、食べてはいけないと言われていたりんごを食べてしまいました。それがきっかけで人間は悪い行いをするようになり、荒れた世界を美しくするため、神様はイエス・キリストに姿を変え、地球にいらしたのです。

ボーイが劇中「毒りんご。」と言わなかったので、ちょっとホッとしつつ、帰ってからボーイに「今年は毒りんごって言わんだなあ。」と言ったら、「あのりんごを食べて、人は悪いことをするようになったんやで、あのりんごは毒りんごだ。」と言っていました。白雪姫と混ざっていたのではなかったのです。うわべしか見ていないのは私の方でした。

私たちは毒りんごを食べていたのです。

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2008年12月21日 (日)

げぼげぼ

「はだしのゲン」や「火蛍の墓」の戦争映画を小学校で見せてもらった時、何人かの子が吐きました。あれは、良いげぼげぼだと思います。

こないだれんちゃんが酔って帰った時、枕元で吐いたのは、悪いげぼげぼだと思います。

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2008年12月20日 (土)

運転

母にオーダーしたぴっちぴちのジャンプスーツを着たら、でっかい襟を立ててさあ行くぞ!水色のカブにまたがりパンタロンになった裾をひるがえし、もちろんメットはヒョウ柄のファーを張り付けたフルフェイス!こんな私は、どう見てもヤンキーではありませんでしたが、免許のない10代の頃から人の車を運転していました。

パチンコ台を止められる程の童顔だったにもかかわらず、お酒がめっぽう強かったので、ときどき酔いどれの友達を家まで送り届けていたのです。

あー怖いなあ、むちゃくちゃやったなあ、と今は思いますが、その時はそんな事みじんも感じていませんでした。突っ走ってしまう年頃に、影響力のある大人が叱ってあげるのは大事な事なんだな。そんな中身の強い大人にならないといけないな。

2008年12月19日 (金)

ヤン・シュヴァンクマイエル

昨日久しぶりにヤン・シュバンクマイエルの「アリス」を見ました。傷付いていて時々飛びましたが、いちおう通して見れました。ガールはちょっと怖かったみたいでしたが、ボーイは何回も爆笑していました。ボーイにはコメディーなのだな。

ヤンの映画はシュールすぎてよく分かんないと言う人もいるけど、実はとても素朴で、テーマに複雑さはありません。なので大人も子供も楽しめる映画だと思います。私にはマトリックスのがよっぽど分かりません。

おすすめの「オテサーネク」は「アリス」よりは日常的です。木の赤ちゃんが次々に物や人を食べてゆくのです。もういっこのおすすめは、短編「ドンファン」。私は一番好きです。ほんとうにおかしいんです。

彼の映画は特にアートです。美しすぎて、へんてこです。そして純粋で歪みがありません。とても素直な作品だと思います。驚くべき世界観を持ったアーティスト、その作品が映画だったという事でしょう。

彼のような監督はひとりだっていません。とても尊敬しています。

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2008年12月18日 (木)

帰り道

昨日帰り道で、ナポレオンを見たよ。

集団下校の子供たちに紛れて、あの帽子かぶって、むつかしい顔して歩いてたよ。

2008年12月17日 (水)

見直し

もうかばんの写真が出来てきたので、アピールしました。リュックサックのページの見直しをして下さい。クッキーの写真もアピール済みです。

音楽

私の家での音楽は、レコードとカセットテープだけです。CDを聞く機械がないからです。みっけちゃんはラジオしか聞けないので、CDは、もう一台の大きい車でしか聞けません。

今日、荷物を乗せるために、その大きい車を走らせました。久し振りにJETを聞こうとCDを入れました。わおわお、始まったよ。かっこいいギターにぞくぞくしました。そして、その2曲目になって私はダイノジの太った方の人を思い出し、涙が溢れてきました。エアギターの大会で、彼が優勝した時の曲だったからです。

世界の舞台でパフォーマンスをした時、今までの日本での経験、お客さんの暖かな笑いが、どれだけ勇気付けてくれたろうと思うと、前が見えなくなるほど涙が出たのでした。

れんちゃんはCBCラジオで昼前にやってる、「テレホン人生相談」が大好きです。その最中に話しかけると怒ってくるほどです。

2008年12月16日 (火)

サンタクロース

私には、結婚するまでサンタクロースが来ていました。そして、結婚してからも、サンタクロースは毎年来ていました。

一度、中学生の時、父に「サンタさんって本当はおらんのやろ?」と聞いたことがあります。父は、ものすごくびっくりして、「サンタさん、おらんの!?」と言い、その目がすごくさみしそうだったので、なんかグーッと来てしまって、それからは一度もその話はしていません。

さて子供が生まれました。私、知っとるのよ、親がサンタクロースなんでっしゃろ、サンタクロースのプレゼント、私が買うんやろ?うれしいうれしい、はよ買いに行きたいわ。といった感じで、ある寒い日私はおもちゃ屋さんに車を走らせました。

車に乗った時から、ものすごいうきうきが私を襲ってきたのを覚えています。そしておもちゃ屋さんでは、あーでもないこーでもないと、生後3か月の私の赤ちゃんが一番喜びそうな物を時間をかけて選んでいました。

よし、これにしよ!と思い、その品物に手を伸ばした瞬間、私はドキッとしました。伸ばしたその手がサンタクロースの手だったからです。私に、サンタクロースが入ってきたのです。固まった右手を見て、「入った!」と思いました。

見慣れた私の手なのですが、間違いなくそれはサンタクロースの手なのでした。それで私は分かったのです。親がサンタクロースの代わりをするんじゃない、サンタクロースが親に入って来るんだ、と。

それが私の場合、枕もとに置く時でもプレゼントを開ける時でもなく、贈り物を買おうとするその瞬間だったのです。

世のお父さんお母さんの中には、サンタクロースがいると言う事が子供に嘘をつくようで、なんとなく小さな罪悪感を持たれてる方もいらっしゃるのではないでしょうか。それをいつまで続けたらいいものか、子供が気付いた時、どう言おうか分からないと思うかもしれません。

でも、いいんだと思います。そういうことなんだと思います。サンタクロースは、いるのです。そのサンタクロースが親に入って来てくれる限り、贈り続けたらいいのだし、そこには何の嘘もないんですから。

目に見えるものだけが本当の事なのではない。父も、おなじ気持でいたんだと思います。

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2008年12月15日 (月)

サイン会

おとついはサイン会でした。たくさんの人が来て下さいました。ありがとうございました。

お子さんを連れた方が、「この子の名前、あれいにさせてもらいました!」とおっしゃったのにはちょっとびっくりしました。あれいくん、でした。

デパートは相変わらずびかびかしてて、目が疲れたな。

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2008年12月14日 (日)

クッキー

毎日クッキーを焼くよ。みんな大好きなんだよ。ボロボロこぼして、にちゃにちゃ噛むよ。

まずマーガリン1パックをボウルに入れて、泡立て器でぬちぬち混ぜるよ。寒くなってきたからレンジで10秒チーンすると混ぜやすいよ。

そこに砂糖をがさーっと入れるよ。だいたい1カップくらい。そしてざりざり混ぜるよ。グラニュー糖は、焼きあがりががりがりするから他の砂糖のがいいよ。

混ざったら小麦粉をぼかっと入れるよ。だいたい袋の半分くらいかな。さくさくにしないために、ふるわないほうがいいよ。

そしてまた混ぜるよ。手のが簡単だよ。

こなこなしてても混ぜてればまとまってくるよ。手早くしないでもたもたしたほうがおいしいよ。このクッキーは、バターたっぷりのさくさくクッキーじゃなくって、粉っぽくって、かじるとカコッて感じで割れるよ。だからもたもた。べたつくようなら粉を足すよ。やっとまとまるくらいのがいいよ。

まとまったら棒状にしてラップにくるんで冷蔵庫に入れるよ。3本くらいできるから、焼かない分は冷凍庫に入れて、また後日自然解凍して焼くといいよ。

1時間位、もしくは半日、もしくは次の日、冷蔵庫から棒クッキーを出すよ。1センチ位に切って、アルミホイルをしいた天板に並べるよ。うちはそこにつぶつぶチョコなんかをのせるよ。予熱160度のオーブンで25分か35分焼くよ。よく焼いた方がおいしいけど、カラーチョコが焦げてしまうとかわいくないので、臨機応変にね。

チーン!いいにおーい!はよたべたーい!けど、冷めたほうがおいしいでー。

すごい簡単やのに字にするとこんなに長くなってしまった。

材料は粉と砂糖とマーガリンだけです。

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2008年12月13日 (土)

髪の毛

れんちゃんが私を見て、どんぐりちゃんどんぐりちゃんと言うので、昨日美容院へ行って来ました。15年くらいずっと行ってる所で、ずっと担当してくれてる、よしこちゃんに切ってもらいました。

よしこちゃんは現代美術や映画、音楽に詳しくて、美容師としての研究も怠らない人です。お客さんの持っている背景を察知し、ヘアスタイルに反映できるので、私が「アンルイスで。」と言えば20代のアンちゃんに仕上がり、「ビノシュで。」と言えばちゃんとショコラのビノシュに仕上げてくれます。配給を待つロシアの子供やサーカス団の少女、もじゃもじゃペーターにも応じてくれました。

ショートにする前、長い髪にデジタルパーマをかけ、クルクルにしていました。最新のそのパーマは、乾かす時、すなわちドライヤーで暖める時に一番くるくるがきれいに出るものと言う事でしたが、私はドライヤーを持っていません。でも、朝濡れた髪のまま縁側で2度寝していると、日光の熱さで髪が巻いてくるので、ひなたぼっこにもなり、とってもいいよ!とよしこちゃんに教えてあげたら、「それは他のお客さんに非常におすすめできにくいわ。」と言われました。

2歳のガールは髪の毛がなかなか伸びてこないので、れんちゃんが「ガールは天然パーマではないけど天然ショートやな。」と言っていました。そして「とかせば刺激になって伸びるかも。クシは?ブラシは?なんもないの?」と言い、手で撫でつけていました。

Photo これがもじゃもじゃペーター。

2008年12月12日 (金)

子育て

「私はあれいちゃんを舐めて育てました。」と私の父は言います。母は「小さな子供を甘やかすのは、悪いことと思わない。」と言います。

小学校の時、給食のお箸を忘れたので家に電話して「持って来て」と頼んだら、にこにこ揃ってやって来た父と母は、箸を一本ずつ持って来ました。先生はそれを笑いましたが、私には何がおかしいのか分かりませんでした。

そんな両親の影響か、私も子供を舐めるように育てています。もちろんだめな時はきつく叱りますが。しつけのため、甘やかさないように、という理由で吸いつきたい愛情を我慢するのはつまんないことだと思います。

そもそも私にまだ抱き癖が残っているのだから、赤ちゃんが抱っこしてほしい気持ちはよーく分かりました。だから私はいつも赤ちゃんを抱っこしていました。泣くとすぐ抱っこしてくれる、イコール、僕の気持は通じてる!となって、伝えることが初めてな赤ちゃんはうれしいはずだし、そこで抱っこしないとその後の信頼関係がとれなくてもしょうがないじゃんか?と思います。  (抱き癖とは、赤ちゃんが泣いた時いつも抱っこしてると赤ちゃんがいつも抱っこして、と泣きせがむようになることを「抱き癖がつく」と言います。)

子供が赤ちゃんだった時、育児書を読まない私がお手本にしていたのは野生の動物でした。悩んだ時はアフリカを想像します。雄大なそこに赤ちゃんと2人ぽっち、そこに迷いはなく、ただ愛してるだけ。そう思うと気持がすーっとしたもんでした。

屈折していなくって、まっすぐなものだったら、愛情にかけ過ぎはないと思います。私は「いつも愛してるよ、お母さんがついてるよ」、と言い抱きしめ続けられていれば、子供はなんだって出来ること、強い気持ちでいられることを知っています。

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2008年12月11日 (木)

リュックサック

今日かられんちゃんが自転車で通勤するようになったから、肩掛けかばんは危ないな、と思ってリュックを作りました。素材には、使っていないエプロンを使いました。内側にはキルティングの布を付け2重仕立てにしたので、丈夫だしあったかそうです。今度は「発明品か?」と言われることのないよう、おしゃれな感じになるよう努めました。でも喜ぶかどうか、問題がいっこ。キルティングの柄が青空にいっぱいの雲の絵なのです。開けると わー そらだー となります。

リュックの写真を撮りましたが、24枚撮りの2枚目だし、これから写真を撮るのは年末だろうし、現像してもらってここにアピール出来るのは年明けになるかと思います。

自転車通勤で体力が付くといいな。けど、健康的とかは無しとしたら、男の人はちょっとお腹に肉が付いていたほうが、私はセクシーだと思います。がりがりやマッチョでは、こう、むんむんしません。

セルジュ、ハーヴェイカイテル、日本人では誰だろう、勝新しか浮かばないな。ケンタロウとー、えーと、分からんな。

我が家は地上波のテレビが見れないので、うちのチャンネル内で日本人の男子と言えばケンタロウぐらいです。

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エコカー

ここんとこ寒くなってきて暖機が足りないのか、朝みっけちゃんが信号で止まるたびにエンストします。クスンッとも言わず、実にスムーズなエンストをするので、止まってるのに気がつかないくらいです。信号でなくても、ブレーキを踏むだけでエンストしてしまうので、走ってる最中にエンストして、そのまま走りながらエンジンをかける事もたびたびです。

信号でエンジンが止まると、アイドリングストップやな、と思います。

「15年前に乗ってたビートル、ガソリン入れた記憶がないん。ガスリンスタンドに入った記憶もないの。」と言ったら、れんちゃんは「電動やったんやに。」と言いました。

朝メリーゴーランドのじゅんちゃんから素敵な贈り物が届きました。じゅんちゃんはいつも、私の目盛りを増やしてくれます。トイズファームの平山さんも、わなわなするような贈り物ありがとうございました。

2008年12月10日 (水)

2人で

今日はれんちゃんが午前中時間が取れたので、久しぶりにデートをしました。いつものぶわぶわのコートを着たれんちゃんが今日は特別かっこいいな、と思いました。

コーヒーを飲みに行って、いろんな話をしました。「あれいは今出来ることを一番てっぺんまでやったらええ。それを毎回続けて行ったら、てっぺんは徐々に上がって行くでな。今の自分より下がったものを描いとったら、てっぺんは上がっていかんぞ。」とれんちゃんは言いました。

「れんちゃんにとって庭って何?」と聞いたら、「あれいよ、庭は俺自身や。」と言いました。私はコーヒーに酔っ払ったようでした。

いちょうの葉っぱ

プラタナスは葉が薄く、カサカサに枯れてから落ちるうえ、葉が大きく、ぶかぶかしてるので風を受けて遠くまで飛びやすい。もみじも葉が薄く、落ちて早いうちにカサカサに乾くのであちこちに飛んでゆく。けど、いちょうの葉は厚みがある。まだ水分が抜けてないうちに落ちるので、木の真下に落ち、ぺったんこなので風を受けずに飛ばされにくい。さらに落ちて2日はまだ葉に湿気が残ってるし、土の蒸気をぺったんこが吸いやすいので、積もり積もった結果、いちょうの木の下には黄色いじゅうたんが敷かれたままでいる。いちょうの落ち葉を乾燥した部屋に置いておくと、1日で葉はカサカサのパリパリになって、こなごなになって絨毯の掃除がたいへんになる。

ガールが吐き、ボーイは高熱を出し、私もだるくて吐き気があり、ウイルス一家でどよーんとしながらも、こんな話がまとまっていました。

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2008年12月 9日 (火)

ビデオ屋

こないだビデオ屋さんに行ったら、観たい映画がありませんでした。ビデオからDVDになって、薄くなる分、量が増えてるものと思い込んでいたので、減っていることにびっくりしました。なんせお笑いと海外ドラマがすごい数だったのです。

お笑いは面白いしドラマもはまっちゃうの分かるけど、私はこの季節になると「スモーク」が観たくなるんですよう!

買うことになると、本屋さんに行って取り寄せてもらうのかな。クリスマスまでに間に合うのかな。あれはクリスマスまでに観たいもんな。頼むとなると、他の欲しいのも一緒に頼みたいな。ボーイがサンタさんに貰ったヤン・シュバンクマイエルの「アリス」が傷だらけになっちゃったし、そんなん言うたらヤンの持ってないのも欲しいしなー、キリないなー。

私は感覚人間なので、何かを感じた時や考える時、言葉で考えていません。なので、人が作った言葉で、それを言い換えるのが苦手です。それに加えて忘れっぽいので、その言葉を忘れたら、その時の感覚まで一緒に忘れてしまいそうなので、嫌なのです。感覚、イメージでの記憶は忘れはしません。なので、大切なことや物、好きな物ほど、大事にしたい分感想は言えません。

「スモーク」はいい映画です。

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2008年12月 8日 (月)

JJの車

昨日はボーイを私の父JJに連れ出してもらい、私はガールとひたすら寝ていました。まだ風邪が治りきっていなくって、首から背中にかけて、焼き魚の背骨がバリッと入ってるみたいな感じです。

ボーイいわく、JJの車には秘密のスイッチがあるらしく、そのスイッチを押すと突然タイヤが三角になって、走るとがってんがってんするのだそう。お風呂になるスイッチやラーメンが出てくるスイッチもあるようです。

2008年12月 7日 (日)

誕生日

昨日は私の誕生日だったのでれんちゃんがケーキを買ってきてくれました。

大きくて、丸いそのケーキにはゆるめの生クリームがたっぷり絞ってあって、そこにでっかい苺がぼてぼて乗っかっていました。切るとクリームがどーっと流れてきて、はよはよ!うわー、いただきまーす!とみんながぶがぶ食べました。とってもおいしかったです。

もうおめでたくもないんだけど、うれしくもないんだけど、と大人の女性は誕生日によく言います。私は35歳になったのがすごくうれしいです。まだ毎年、自分の誕生日がうれしくてしょうがないのです。

数字全般に弱い私は、歳を聞かれた時、3年くらい前から「35歳です。」と言っていたので、本当の35歳になって余計にうれしいんだと思います。

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2008年12月 6日 (土)

いちょうノートブック

昨日ボーイを保育園に迎えに行ったら、ほくほくした顔で「ママにプレゼントがある!」と、かばんから、それを出しました。

「いちょうノートブック」。いちょうの葉30枚くらいを重ねて、細いところをテープでぐるぐる巻きにとめてあるものです。黄色くて、かさかさしてて、古い本のような、懐かしい感じがします。

「何をかこうか。」きれいなノートブックにうれしくて、2人であれこれ考えました。そして、「いちょうにみずいちご」というタイトルが決まりました。これからゆっくり、ボーイとおはなしを作っていこうと思っています。

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2008年12月 5日 (金)

料理番組

料理番組を見るのが好きです。素材がどんどん姿を変え、おいしそうな一品が出来上がるまでを見るのは、アーティストが作品を作る工程を見ているのと似ています。

でも、いつから定着したのか、誰が良しとしたのか知りませんが、多くの日本の料理番組では測っておいた調味料を小さなガラスの器に入れておき、「砂糖大さじ3。」とか言いながらそれをパカッとお鍋に入れます。あれは、嫌いです。時間の短縮のためなら、他で工夫すべきだと思います。

量の分かりやすさのためだとしたら、むしろ料理全体をとっつきにくくしてると思います。あんな用意周到なことをしたら、料理をしない人はやる気をなくすだろうし、上手にならない。砂糖の壺をバカっと開けて、「カレー食べる時に使うでっかいスプーンに、山盛り2杯くらい。」と言って測って見せたほうが分かりやすいし、何度も作っているうちに自分の味の目安が出来やすいと思います。

私には、ジェイミー・オリバーやナイジェラ・ローソン、ナイジェル・スレターが、料理っておもしろいな、やってみたいな、と思わせてくれます。7年ほど前、私達がロンドンに住んでいた時、ちょうどジェイミーはイギリス庶民の食生活を健康的に変えつつあって、ヒーローのようでした。彼らの料理番組では、「量はだいたいこのくらい。」が多いのですが、それがその時の素材の大きさや具の量に対して一番適している、ばっちりな量なのです。

そして彼らの番組では、卵の殻や使わない葉物の根っこをシンクに投げ捨てます。使ったボウルもどんどんシンクにほりこみ、重ねます。それを見せるのは、料理のすべてを見せることだと思います。アシスタントがこそっと画面から見えなくしたり、知らないうちにそっと捨てるのではなく、料理家本人が捨てるところも見せる。それは食材に対し責任ある姿勢に感じます。

もしそれを見て「あの茎、捨てたらもったいないな。」と感じたら、スープに入れようか、炒めてみようかと想像することもできる。けど、見なかったらその想像はしにくい。とは思いませんでっしゃろうか。

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2008年12月 4日 (木)

陶芸

ボーイと陶芸を始めて1年半たちます。土をこねこねしたらお皿を作るよ。そのお皿を素焼きしてもらったら色をつけるよ。それをもう一回焼いてもらったらつるつるのお皿が出来上がるよ。すこし歪んだそのお皿に、しとめたばかりのガチョウの焼いたんをのっけるよ。もちろん片手には硬めに炊いた玄米のおにぎりだよ。それをどうやって食べるのかって?そう、わしわし食べるんだよ。

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私の作品です。カップと、庭にぶっさすきのこの風鈴と、ピッチャーと、高足皿、そして王冠花瓶。高足皿は毎朝おにぎりをのせています。

2008年12月 3日 (水)

風邪

久しぶりに風邪をひいてしまいました。背中が痛くて首が動かせません。そういやおとついボーイと森に行った時、寒気がしたな。体に気をつけなくてはいけませんに。

冬が来て、大好きだった風草もヒメクグも枯れてしまったし、オギやセイバンモロコシの勢いもなくなってしまいました。秋の草には少し寂しさを感じるけれど、朽ちてゆく色気があります。

保育園の大きないちょうの木は今が一番きれいで、上から下までまっきっきです。葉一枚一枚に、色の変化がないので、黄一色の切り絵のようで、すごい迫力です。

森のきのこも全盛期が終わり、ぼちぼちとしか見つけられません。それでも冬の森は、きんと静かでいいものです。

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2008年12月 2日 (火)

ボーイの気持ち

まだ思い出すだけでどきどきします。昨日の夜、お風呂でガールが2回も溺れたのです。1回目は湯船でボーイと遊んでて足をすべらせて溺れ、2回目は体を洗っていて湯船を覗きこみ、頭からどぶん!としたのでした。一瞬で私が助けたからガールは泣きもしなかったけど、本当に怖かったな。

ボーイはびっくりしたのかお風呂から出ても言葉数が少なく、元気のない感じだったので、「大丈夫よ。」と抱っこしたら、一気に泣き出しました。そして、「自分が溺れたんと違うのに僕は何でこんなに嫌なん?」とボーイは聞きました。それはガールのことが大好きだからやに、と教えてあげました。愛してるって不思議な気持ちなんやな、と思いました。

2008年12月 1日 (月)

クリスマスツリー

昨日クリスマスツリーを飾りました。5年前に買ったそのツリーに、毎年すこしずつ増やしていったオーナメントをいっぱい付けて、それはそれはきれいなツリーになりました。

去年のツリーはボーイのアイデアで、ごみを飾りつけました。飾りの入っていた箱、よろよろのひも、紙くずもいっぱい。ツリーのすごいところは、何を飾ってもそれなりに美しいところです。鼻かんで丸めたティッシュさえ、雪玉に見えたんでした。

今年はごみはなく、ぴかぴかのきらきらです。すべての飾り付けを終えてからは、みんなで手をつなぎツリーに向かって立ち、きよしこのよるを歌いました。

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