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2009年2月

2009年2月28日 (土)

MOE

さっき、絵を渡しに行ったら、編集者の方がとても喜んでくれました。あーよかった。ひと安心です。私は2月に見守られていると感じます。去年も、今年も。

昨日本棚から、絵本専門雑誌のMOEが出てきました。2004年のその号の特集は、「ニッポンの絵本作家100人パーフェクトガイド」というものでした。なぜこれを買ったのか思い出せませんでしたが、ぱらぱらと開いてみて、思い出しました。私は、絵本作家の方達の名前を全然知らないんでした。そう、MOEを買った理由は、名前を覚えようと思ったからなのです。今では、興味のない作家の名前なぞ覚えなくていいと思いますが、当時は自分のあまりの覚えの悪さに腹が立っていたんだと思います。それと、いつかここに載りたいな、とも思って買ったんだと思います。でも今見ると、あの人が載っていないのにこんな人が載ってる、と府に落ちないところもあります。

100人の作家達にアンケートを取っていて、印象深かったのが大道あやさんの、「子供には漫画っぽい絵も楽しいでしょうが、大人が読んでも見ごたえのある絵の絵本も、もっとたくさんあってよいのではないかと思いますので、そんな絵本作家が増えればと思っております。」というところでした。本当に、そのとおりだと思います。そしてあやさんの絵本は、子どもにとっても大人にとっても「ぐっとくる絵本」だと思います。

あと、驚いたのがスズキコージさんの好きな絵本作家、作品名が私と同じだったことです。エド・リアともじゃもじゃペーター。他であまり聞かない名前なので、びっくりうれしかったです。

コージさんの絵には、熱があります。文がなくとも絵が物語る、というのは絵本作家には特別ではないと思いますが、そこに温度を感じる絵が描けるのは特別な作家だと思います。

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2009年2月27日 (金)

がんばり

今日仕上げる絵のために、今日は昨日に引き続きがんばります。天気も良くないし、はかどりそうだな。

今日は、私の周りにだけ強風が吹いてるみたいな髪型で保育園に送りに行きました。

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2009年2月26日 (木)

アンティークショップ

昨日は家族みんなで名古屋のアンティークショップへ行きました。れんちゃんが仕事で使うものを探しに行ったのですが、私も欲しいものがいっぱいで、困りました。

そのお店は、きれいなアンティークを置いてあるのとは違って、ジャンクなアンティークという感じでした。そこがとても気に入ったところです。子供椅子とか、ケーキの型とか、棚もあったし、置物もいっぱい。大きなミルク缶やペンキが禿げた椅子なんかは、庭に置くといい感じだろうなあ。

古くて太いくぎの、頭の部分に数字が書いてあるので、なんだろうとお店の人に聞いたら、「線路を枕木に止めるためのくぎだそうです。数字はその時の年号です。」とのことでした。古いものって、くぎ一本にもものがたりがあって、おもしろいなあ。

私はそこで、きのこの置物とフックを買いました。寒い日、アトリエに着いてまずすること。それはこのフックにコートを掛けることさ。そんな妄想をしながらフックを買いました。きのこの置物は、きのこの隣にかたつむりが寄り添っているものです。「わたしたち、しっとりだいすきなのよね。」とかたつむりは言います。きのこは黙ってうなずきました。

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2009年2月25日 (水)

間違い

昨日、保育園に迎えに行った時、帰り際に、「先生、明日卒園式ですよね。」と言ったら、先生は3秒ほどあんぐりと固まって、「お母さん、今2月ですよ。卒園式は3月!」と言われました。

おとついの叔父の3回忌で、カメラマンの松原さんに「あれいちゃんの車の走行距離は?」と聞かれ、とっさに全然分からなくって、「3きろ。」と言ったら、松原さんもあんぐりしていました。いや、声が小さすぎて誰にも聞かれていなかったかもしれません。

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2009年2月24日 (火)

アトリエ

レトロビルをまるまる自由に扱える事になった友達がいて、ひと部屋をアトリエに使わせてくれると言うので、借りることになりました。れんちゃんの会社にも、保育園にも歩いて行けるほど近いので、すごく気に入っています。

その部屋は、窓が開いたまま数年ほったらかしだったので、鳩が住んでいました。最初見た時はひどいなー、という感じでしたが、昨日頼んでもらってた掃除が終わって、見に行ったら、すごくきれいになってて、明るくって、ピータイルも変わった色で、部屋自体も中途半端な大きさで、再びときめきました。そのビルには変わった人ばかりが入っているので、れんちゃんが「あんたら映画に出てきそうやわ。」と言っていました。

さーあ!壁にきれいな色のペンキを塗って、おっきい机を置いて、いっぱいいっぱいきのこを描きたいな!

眠たくなったらどうしよう!

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2009年2月23日 (月)

男の人

以前、美容師のよっちゃんに「あれいちゃんって尊敬しとる人、男の人が多いんと違う?」と言われたことがあります。気にしていませんでしたが、ジャンルによっては男性の名前しか浮かばないものもある程なのでした。例えば、映画監督、ミュージシャン、絵描き。

男の人の表現って、作品に、何かが閉じ込まってる。そう思います。

X染色体のひとつのひとかけらが足りなくて、それがどこかにあるのでは、と探し続けているのか、その空いたところが時々わおわおするのか、全然分かりませんが、あの感じ、染色体が関係しているのだろうと思います。

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2009年2月22日 (日)

出産

さっき友達のありかちゃんから、赤ちゃんが無事産まれたとメールが来ました。写真でのありかちゃんは、赤ちゃんと共にひょうきんな顔をして、余裕の初産だったようです。ああよかった。毎日気になっていたので、ほっとしました。うれしくて、かわいくて、ちょっと涙が出ました。ほやほや赤ちゃん、みんなで大切にしていきたいな。

私のはじめての出産は難産でした。陣痛が始まって3日間産まれて来ませんでした。陣痛測定器で測っても針が振り切るほど強い陣痛だったのですが、子宮口がなかなか開かなかったので、産む事ができなかったのです。

陣痛は、鼻からすいか、みたいな小さいとこからおっきな物が出てくる痛みではありません。赤ちゃんの、産まれたいなーっと思う気持ちが母体に痛みとして伝わるのだそうです。お腹と腰の激痛が、数分置きにやって来るのですが、それが来るのが怖くて怖くてしかたありませんでした。こんなに痛いのにまだ産めないのか、と絶望の中、食べる事も話す事もできず、また3日間一睡もできず、体はずっとガッチガチに力を入れているのでものすごい疲労でした。

極限状態の中、陣痛と陣痛の間に何度も気を失っていました。ハッと目を覚ますと30分位寝たような、すっきりとした感じだったので、「だいぶ寝た?」と聞くと、れんちゃんが「2びょう。」と言っていたのでびっくりしました。人の体って、うまくできているのだな。

産まれてから、お見舞いに来てくれた友達に、陣痛がどれくらい痛かったのか聞かれた時、「両手両足をもぎ取られても、それは痛くないくらい陣痛のが痛い。」と言いました。そこで、いいアイデアを思いつきました。ピアスを開けたいけど、痛いのがやだなー という女性は、陣痛の時にご主人さんに開けてもらうといいかもしれません。でも、出産時の妊婦はやくざの獅子のようですから、そんなことしたら指を噛みちぎられるかもしれません。

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2009年2月21日 (土)

古本屋

こないだれんちゃんと古本屋さんに行ったら、絵本のコーナーに私の絵本が1冊ありました。れんちゃんは残念そうでしたが、私は「古本屋さんの絵本コーナーに絵本があるってことは、私が絵本作家だって事やに。それに、私の絵本の両隣り、五味さんとハッチンスやに。古本屋さんに売られてる事では彼らと並んでるから、いい事やに。」と言いました。

「でもこの絵本、あれいサインしとるよ。」とれんちゃん。「なにー!サイン本売るとは、なんちゅうひどい!そんな薄情な人の所にこの本がない事はいいことだな。いい人の所へゆくのだよ。」と私が言っていたら、「あれいは自分の絵本の事に対して、ものすごくいい方向に考えるなあ。前向きって言うんやなあ。」と関心していました。

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2009年2月20日 (金)

はちみつ

昨日の朝、れんちゃんの手のひらがぺたーっとしていたので、「プーさんよ、はちみつでも食べたん?」と聞いたら、目を輝かせて「やっぱり手で食べるとおいしいなあ!」と言っていました。

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2009年2月19日 (木)

コンビニ

昨日は家族みんなで買い物に出かけました。帽子や靴を買って、ドーナッツも食べて、楽しい1日でした。

帰りにれんちゃんがコンビニに車を止め、「たばこ買ってくるだけやで、待っとってな!」と急いで出て行ったら、ガールが「一緒に行きたかったのにー。」と、めそめそしてしまいました。

するとボーイ、「トトと行きたかったんやろ、でもな、あそこはコンビニと違うで。竹林やで。」とガールをなだめました。

「たけばやし?」ガールはとりあえず泣きやんでみたんでした。

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2009年2月17日 (火)

雪とこども

朝起きたら雪が積もっている、これよりうれしい目覚めが他にあるだろうか!

玄関を出たら、ぼたん雪がふさふさ落ちてくる、これより楽しい出かけがあるだろうか!

初めての雪をひとひらひとひら目で追うそのまばたき、これより大事なものが他にあるだろうか!

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2009年2月16日 (月)

パン

さっきパトリスジュリアンのブリオッシュの写真を見て、パンを焼いたら、おいしすぎてちょっと固まってしまいました。材料も分量も、ざっとオリジナルで作ってしまったので、思い出せず、頭に焼きついたビジュアルを再現し、思い出す事が出来ました。

強力粉はたぶん400gぐらい、イーストはおっきいスプーンに一杯、砂糖はそのスプーンに山盛り2杯、卵1個、塩ひとつまみ、冷たい牛乳に熱いお湯を入れたものは全然思いだせず。たぶん200ccくらいかな。それとマーガリンはパックの4分の1くらい入れたな。

1.5斤のそのパンは、外はサクサクとはかなく、おいしいパン屋さんのクロワッサンによく似ていました。中は薄黄色で重く、ふかふかしずぎてクシューっと沈んでゆくほどです。焼き色も濃い目で、バターのいいにおいが部屋いっぱい!そんな時、「わーマーガリンのいいにおい!」とは言いません。バター、もしくはバタのいいにおいなんです。

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2009年2月15日 (日)

つつみあれいの公式アピール

「つつみあれいの公式アピール」は、どう検索してもどこにもヒットしません。そして、こないだれんちゃんに、「あれいはココログに干された。」と言われました。ココログ内の検索にもヒットしなくなってしまったようなのです。完全にクチコミアピールなのですが、原因はコメントやトラックバックを受け付けていなかったから、何かのロボットが、悪いサイトだな、と思って無視したからだそうです。

コメントを返せるか不安もあったし、トラックバックについても分からなかったので、受け付けていなかったのですが、受け付けるようにしてからは、頂いたコメントがうれしくて、いい気持ちです。

月末までの絵の仕事が数件あって、目が回りそうですが、追い詰められた方がいい絵が描けるので、わざと締め切りを早めたりしています。そんな中、犠牲にしていることがあります。ここに絵をアピールしていないことです。絵を楽しみにしていただいてる方、すみません。

そんな時は、雨が降る日、どこにも行きたくないな、と、以前読んだ本を読み返してみるような気持ちで、バックナンバーのアピールの絵を見直ししといて下さい。

今日は、ずっと前に作ったケーキとお花の写真をアピールします。私は10代の頃から、ピンクや緑のケーキを作って友達にプレゼントしていました。真っ赤なゼリービーンズを食べていて、「あれいさん、そういうの食べるんですね。無添加のお菓子を食べてるイメージでした。」と言われたことがありますが、私には玄米スナックよりゼリービーンズのがよっぽど馴染み深いものです。

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2009年2月14日 (土)

きのこ

とんとんとんとん きのこの菌を染み込ませた、種駒と呼ばれるちっちゃい木を、かなずちで原木に植え付けます。とんとんとんとん植え付けます。

今日はきのこの研究をしてる会社で、そんな体験をさせてもらいました。ボーイは張り切ってとんとんしていました。

お土産に、シイタケの原木と、ヒラタケの菌入り栽培瓶と、ナメコの菌をたっぷりいただきました。うれしいなあ。

夕方のテレビにその様子が出ていて、とんとんしてるボーイのアップが長く映っていました。

テレビには出なかったけど、私もインタビューされました。「この体験どうですか?」と聞かれ、「うちにも原木がありますが、植え付けたのは多分サンタクロースなので、実際打ち込んでみて、改めて彼の愛情を感じました。」と言えば良かったのですが、急に聞かれてびっくりして、とっさに、「おはなみたい。」と言ってしまいました。マイクを持った人があんぐりしていました。

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2009年2月13日 (金)

水ぼうそう

ガールが水ぼうそうにかかってしまったよ。かゆそうでかわいそうだよ。

薬草を摘みに森に出かけたけど、途中で激しく雨が降ってきたので、ほら穴に逃げ込んだよ。そこには見たことのない虹色の花をつけた、よもぎそっくりの葉っぱがあったので、効きそう!と思ってたくさん摘んだんだけど、ずっと握ったまま雨がやむのを待っていたら、その葉っぱは手の中でどろどろに溶けてしまったよ。なので、今度は虎の皮で出来てるパンツに挟んだよ。腰のところにね。それに、葉っぱはたくさんあったからね。通り雨がやんだから、急いでガールのところに向かったよ。そしたら、寝てるガールの頭に、れんちゃんが鹿の角を当てていたの。そー、そーっと、撫でるようにね。きっとそれが効いたんだと思うんだけど、ガールの水ぼうそうが、たちまちきれいになくなったんだよ。虹色の花の、この葉っぱは無用だったってわけ。それに、腰に挟んでおいた葉っぱ、やっぱりどろどろに溶けてたんだよ。

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2009年2月11日 (水)

檸檬

梶井基次郎の檸檬を読むと、万置きを思い出します。

おおさん。彼はみんなにそう呼ばれています。どこにいても輪の中心にいるような人で、おもしろいお話を聞かせて、といろんな人が集まって来ます。

そんな彼は、ある古本屋さんに入ると、決まって万置きしてしまうのだそうです。いてもたってもいられず、お店のおじいさんに気付かれないよう、こそーっと、かばんに入ってる大事な何かを置いてゆくのだそうです。そう、万引きではなしに、万置き。

おおさんは、おじいちゃんの補聴器を付けて吉野家に行き、隣に座ってる人の食べる音を、白目を向いて聞き入っていたそうです。「シャコー、シャコーってすごい音やった!」とおおさんは興奮していました。

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2009年2月10日 (火)

4月

4月は、楽しみがいっぱいです。何かを始める人がたくさんいるし、おめでたいこともいろいろあるし、うれしさで大忙しです。4月って、庭のチューリップも、公園のたんぽぽも、動物だって、みーんなうれしいんだろうな。

4月のことを考えるとぽーっとしてしまう程楽しみなのですが、おはなしを作らなきゃーと、我に帰ります。私は、絵を描く時以外の仕事の時、すなわちおはなしを考えてる時、よくソファーに横になって頭をフル回転させます。じーっと目をつぶって、動きません。ときどき、急にれんちゃんが帰って来たりすると、「わりい、起こした?」と言いますが、「仕事の邪魔してごめん。」が正しい謝罪だと思います。たとえぐー、ぐーと喉が鳴っていても、それはおはなしの内容に煮詰まって唸っているからで、寝ているのではありません。

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2009年2月 9日 (月)

アンパンマン

アンパンマンは、登場人物の顔に、決まりがないのがすごいと思います。アンパンマンの目は白目のない小さめの黒目なのに対し、メロンパンナちゃんは複雑にキラキラする目を持っています。バイキンマンもドキンちゃんも、それぞれ違うパターンの目を持っています。

みんな違うパターンでありながら、まとまってるのがすごいなあと思います。あれでいきなりつげ義春の、「ねじ式マン」とかが現れても、まとまってしまうのでしょうね。

2009年2月 6日 (金)

頭を静かな所に置いて、脳みそをゆったり泳がさないといけないな。そうしなければいけない時なのに、非常にバタバタした1週間になってしまい、焦っています。

冷蔵庫に昨日作ったババロアもあるし、さあー、やるぞー!

2009年2月 5日 (木)

木を見に

昨日は家族みんなで愛知県の稲沢市に行きました。日本有数の植木の産地で、見渡す限りいろんな植木が育てられていました。れんちゃんの仕事で使う木を見にきたのです。

行きも帰りも高速道路を使ったのですが、帰り、れんちゃんが出発してすぐ寝そうになったのがとても怖かったです。目はもうほとんどつぶってるのに、眉毛だけがぐーっと上がっていて、面白い顔でしたが、同時に恐ろしい顔でもありました。

みんなで一生懸命「がんばれがんばれ ねーないで!トト、トト、ねーないで!」と応援したので、最寄りのドライブインまで無事に着くことができました。

私の運転に代わったら、れんちゃんはなぜか眠くなくなったようで、ボーイとガールにクイズを出していました。「さて簡単な問題です。チャンスですよ。特にガールちゃん、がんばって取り返してください。」と前置きし、「トトの名前はなんでしょう!」するとボーイが「バイト!」と即答しました。

たぶん、この前、私が「れんちゃんって、休日の育児に関しては腰かけバイトみたいだ。」と言ったからだと思います。私が店長だとしたら、れんちゃんはバイトだ、と。「てんちょー、うんちしたそうですー。」とか、「てんちょー、こぼしてしまいましたー。」とかなので、本腰入れてない土日のみのバイトみたいなのですよ。

こないだ友達の木田ちゃんが、子供3人の育児に疲れ、一度でいいからひとりでお風呂に入りたいと言って、日帰り温泉の旅に旦那さんと子供3人と一緒に行ったそうです。さー子供は任せた!ひとりで温泉行ってきまーす。と部屋を出て浴場に行ったのですが、脱衣所で服を脱ごうとしたその時、のれんの向こうから聞きなれた赤ちゃんの泣き声がするので、もしやと思い、急いで出てみると、3人の泣き子達を連れた旦那さんが途方にくれた様子で立っていたのだそうです。仕方なしにいつものように3人連れてのお風呂だったそうですが、これも、腰掛けバイト的ですね。「てんちょー、ないてますー。」と。

Photo

2009年2月 3日 (火)

カメラ

写真を撮るのが好きです。小さい頃からそうでした。そして、カメラのことも、好きです。特に古いカメラはすごく美しいと思います。

3台あるカメラの中に、ドイツ製の古いカメラがあります。何がどうおかしいのか分かりませんが,撮った写真にはオーロラが写ります。そして、写真内の温度がすごく低い感じなのです。暖かな日に部屋でベリーを食べてるボーイは、寒い寒い階段の下で配給を食べてるように写ります。殺伐とした、アイルランドのような、そんな写真に仕上がるのです。

海外旅行に行くたびに、誰かに「でっかいカメラ持ってくの重たいし、これを機にデジカメ買ったら?」と言われます。でも、私の欲しいデジカメは今の一眼レフより大きくて重いので、別に今が機会ではないな、と思ってまだ買っていません。あの、安くて軽くて小さいデジカメは、色が雑で、平面的な仕上がりと、撮ったのかどうか分からんようなシャッターのはっきりしない感じが、嫌いです。

デジカメは、撮ろうとする気持ちが、ドラマティックではないと思います。

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2009年2月 2日 (月)

きのこ

きのこの研究所から、ほだ木に菌床を植えつけるイベントのおさそいを受けました。ボーイがきのこ好きなので、いつも気にかけていただいています。楽しみだなあ。

その研究所との出会いは、去年のお祭りの日、その研究所が出していたテントに、100種類以上のきのこの実物が展示してあったのを見た時からです。大きなテーブルの上に、左側は毒きのこ、右側は毒のないきのこ、と分けてありました。人ごみにうんざりしていたボーイと私でしたが、それを見つけ興奮し、きゃーきゃー言いながら夢中になって観察したんでした。すべてのきのこを知っていて、「グレバの臭い、こんなんかー。」「ホコリタケつぶしたら菌が飛ぶんやんなー。」などとはしゃぐボーイと私に、特別な気持ちを持って下さったようでした。私たちも、こんな研究所があるのか!この人たち、すごいぞ!と感動していました。

古いきのこの記憶があります。小学生の時に、家にあった「男おいどん」をよく読んでいました。それは松本零士のまんがで、浪人生だったかのよれよれの青年が主人公でした。彼は汚いアパートに住んでいて、押入れをガラッと開けると、サルマタ(パンツ)がどーっとなだれてきて、そのサルマタに、サルマタケというきのこが生えているのでした。そのきのこを彼は時々焼いて食べたりしていました。

その後、「銀河鉄道999」を読んだ時、幻想的な世界にくらくらしつつも、「この人パンツにきのこ生えとんのに。」と思っていたんでした。

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