質問
何年も前のことです。ボーイが話が出来るようになったばかりの頃、その質問にどうやって答えようかと、ちょっとだけ悩んだことがあります。
たとえば、「なんで雨って降るの?」という質問に、①「すずめの赤ちゃんが迷子になってお空が泣いてんのん。」と答えるべきか、②「低気圧と高気圧がどうこう。」と答えるべきなのか、ちょっと悩んだのです。
①は私にはごく自然に答えることが出来ましたが、②は、あほうな私ですので、れんちゃんの助けが必要でした。けれど、ボーイの食いつき方は、明らかに②だったので、現実的だなあと思いつつ答えていました。今となっては、どっちでも、とんでもなくても、愉快ならば毎回違ってもいいと思いますが。
保育園が休みの日、ボーイと1日一緒にいると、5億くらい質問をしてくるので、夕方4億くらいの時点で私はへとへとになっています。さっきの車中の会話を再現してみますと、
「虫に水かけるとどうなる?」「おぼれる。ちょっとの水では死にはしない。」「じゃあ油をかけたら?」「息ができへんし、かわいそうに、死ぬ。」「じゃあ虹をかけたら?」「虹をかけた虫は、いかなる虫でも蝶になり、そしてあらゆる虫の女王になる。」「女王ってなに?」「おばはん。」「おばまはん?」「オバマはんも虹がかかった人や。」「そやなあ、アクイレギアって何のことやっけ?」「おだまき。」「そうそう、おだまきマーシャの庭にあるなあ。あの横にある菜の花しぼったらキャノーラ油が出来んの?」「菜の花じゃなくって、種の油分やと思う。」「オリーブ油は?」「あれは実。オリーブ食べると油っこいやろ。」「せやな。ジェイミーオリバーのサラダおいしそうやったな。あの人何人?」「イギリス人。」「会ったことある?」ないない、という風に、質問はエンドレスに続きます。答えと次の質問は、0コンマ2秒ほどしかありません。チェーンクエスチョナーなわけです。
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