昨日はガールの3歳検診でした。市役所に大勢の3歳さんが集まり、検診を受けます。ガールも3歳さんなので、そこに行っていろいろ聞かれたり待ったり歯を見られたり待ったりおなかぽんぽんされたり待ったりしてきました。
なんのひっかかりもなくすいすい進み、最後に小児科の先生に、「何の問題もありませんね。ガールちゃんは、とてもバランスのいい体をしています。それに、すごくいい表情をしています。お母さんも2人目で余裕もあって、すくすく育っているのでしょうね。」と言われました。
余裕はありませんが、うれしいお言葉でした。
帰りがけに、アンケートお願いします、と、「こどもの本離れについてどう思いますか?」と書かれた紙を渡されました。テレビゲームが原因なのか、それともアニメなのか、親が読み聞かせしないからなのか、などなどのいくつかの項目から選んでください、というものでした。私は、その他という項目に丸をつけました。そしてそこに、親が本を読まないから、と書きました。
家になんやよう分からん本がいっぱいあって、お母さんがいっつも本読んどって、なあなあちょっと、って僕が話しかけても「あ?ごめん何やった?」とか言って聞いてへんし、ときどき本読みながらくくくと笑っとるし、なんやなんや僕も本読もかな、本ってええにおいするしな、これきれいな色やな、わ、すごいページや、お母さん見て!あ、一緒に見とったん?これすっごいな。
親が、自分の好きな本を子供のいる部屋でたっぷりとした雰囲気で読んでいることは、読ませたい本一冊の魅力以前の、本というものの存在そのものの魅力が伝わるのではないかしらん。
私は、夜には宇宙の本を読むことが多いのですが、子らもかなり意識しているようです。宇宙を説明する本は、時に詩的で哲学的です。それらの本を夜読むということは、子らの小さな脳みそに無限の宇宙を広げるということです。あったかい部屋の、そのカーテンの向こう、まっくろな空に、見えるよ見えるよ、はい、ユニバース。