ブランケット
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昨日は留守番を頼んで、ボーイの参観日に行ってきました。いつも、私は他の多くのお母さんより何かが劣っているような気がして、まいったなーという気持ちになるんですが、昨日も、お母さん方に、なにか怒られている気がしました。そんな気がしていたら、帰り際にほんとうに怒られてしまいました。子育ては自由なはずなのに、目の前にはコッチコチのルールが出来ています。私がそこに沿っていないので、なんでや、となるんだと思います。えーのだ!
こないだれんちゃんに、「子らに国がお金をくれる制度、あれやめて、子どもは美術館や映画館を無料にしたらいいのに。」と言ったら、「それではお金を使わせるという目的から外れるであかんのやろなあ。」と言いました。うーん、それって、目の前のことしか見えていないんじゃないのかしら。
自分だけと向き合えるような絵を見ず、いろんな国の映画を見ず、多くの物語を読まず、魂を揺さぶられる音楽を聴かない大人が、わが国のいろんなきまりを決めているような気がしてなりません。美術館が無料という環境をつくるのは、豊かな人間を育てることにつながると思います。何年後何十年後の日本をきっと変えると思うのです。
自分の町の美術館で、今何の展示をしているかが気になるということ。ひとりで考え事をしたいとき、美術館に行く子どもや若者がいること。べつに特別なことではありませんが、そんな未来には色が付いているように思うのです。
街路樹として植えたはずのイチョウを、落ち葉が迷惑だと言って、葉が色付く前に枝を落とそうと決めた人と、祭りの人寄せにミッキーマウスを呼ぼうと思いついた人は同じではないそうです。
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19日火曜日の明日、2時から5時までの間に、増田さんがアトリエにやってきます。ペンギンさんとマツナガさんもやってきます。彼らはM-ROCKのメンバーです。何をしに来てくれるのでしょうか。うふうふ、バンド練習をしにくるんですよ。ライブではなく、練習。公開練習です。
練習ですのでもちろん無料です。みなさんおそろいでお越し下さい。
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ボーイの週末の宿題が、家族の得意料理を写真で撮ってくるというものだったので、あわててほら穴に行き、あわてて鹿をしとめ、あわてて足をもぎ、あわてて焼き、あわてて写真を撮りました。
カメラには、24枚撮りフィルムの最後の一枚が残っていたので、ちょうどよかった、とボーイが一枚撮りました。そして私達は、すぐにカメラ屋さんに現像を頼みました。いつも頼むところは現像に2日くらいかかるので、今回は1時間で現像してくれるお店に行きました。その時、夜の6時半になっていました。
一時間たって写真を取りに行き、家で見てみると、最後の一枚に写っているはずのほら穴料理がありません。なんでや、ネガにもインデックスにも写ってるのに、写真にはプリントされていないぞ。おかしいな、とお店に電話をしたら、ピンボケだったからプリントしませんでした、と言うではありませんか。それは、子供の宿題で、子供が撮ったので、あれでよいんです、フィルムですし、ピンボケもあるわさ、ピントが合っているものだけが写真なのか、あとはゴミなのか、勝手な判断ではないか、余計なお世話だわさ。
電話口のその男は、デジタルじゃないんでー、データもありませんしー、来て下さったらすぐプリントしますよー、一枚ですしー、今日はもう閉店ですけどー、と言いました。その後もだんだんデジタルじゃないほうが悪いみたいな言い方になってきたので、「フィルムの客が少なくなってきていると思いますが、現像してみないとわかんない緊張感というか、ぼやけていてもいい感じだな、と思ったり、こういう風になるからこれからはこう撮ろうとか、そういう気持ちをもっと理解して欲しい。というか、勝手な判断をしておいて、良かれと思ってみたいに言うな。」というようなことを言ったのですが、へーへーわかりましたよーという風だったのでがっかりでした。
明日も行けない予定だし、結局月曜の提出には間に合わないので、仕方なく以前撮った写真を持って行くことにしました。たやすく出されたこの宿題、デジタルカメラとプリンターがあるおうちが多いのかな?私の要領が悪すぎるのだな。
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今日はガールの運動会でした。かけっこも障害物競走も一等賞でごきげんさんでした。運動全般が苦手なボーイ、見ていてうらやましいのかな、おもしろくないかもな、と思っていましたが、ガールの一等賞を一番喜んでいたのはボーイでした。ほんとうに、うれしそうでした。
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いよいよ増田さんの個展です。明日からローズビル5階アレックスでお待ちしています!9時から5時まで、土曜日が定休日です。11月4日までです。
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こないだ信号待ちをしていたら、向かいから知ってるおばさんが自転車に乗って止まりました。誰だっけ、誰かのお母さんだっけ、個展に来てくれた人かな、いや、向こうは私の事を知らなさそうだな、あー、誰だっけ誰だっけ、私、彼女のことをよく知ってる気がする、家族のことや仕事のことも知っている気がする、なんだあの彼女に取り巻く空気は、おのおばちゃんは確かに子を産んだ。
あれこれ考えているうちに信号は青に変わり、彼女とすれ違った瞬間思い出しました。
「浅田家」のお母さん!
そうだわな、近所だしな。そういえば津まつりの時に姉チーチが、「安濃津丸の一日船長、飯田香織より浅田政志のがええのにな。」と言っていました。浅田君が船長だったらおもしろいな。今年の船長撮るなあ!撮りまくっとるのお!と盛り上がりそうだけどな。
安濃津丸とは、津まつりの時に町を練りまわる、タイヤの付いている変わった船です。そこにミス津やら市長やら俳優が乗って手を振るのです。津っ子、ここに乗ってる俳優が大好きで、ひと目見ようと大賑わいになります。
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昨日と今日は、津まつりでした。津っ子は、津まつりがだいすきです。しゃご馬に唐人踊りに高虎太鼓、こどもみこしや金管バンドのマーチも最高!
けど、今年のまつりはおかしかったなー!東京ディズニーランドのラットがパレードに来ていたよ。ものすごい人が通りにたかってラットを待っていたよ。あのラット、津になんかゆかりでもあんのかしら。たぶん高額なあのラットを津まつりに呼ぼうと思った人、なめんなよ! おっと、私は毒を吐いていますか?
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トーべ・ヤンソンの、「彫刻家の娘」という本のことがだいすきになりました。なかでも流氷という章は、何回読んでもふるえます。これ程までに違う環境にあっても、ヤンソンと自分がつながったような気持ちになります。
ダ・ヴィンチで、ある本が紹介されていたので、昨日図書館で借りて読みました。ボーイに魚の本を読みながら、ガールに金魚の折り紙を教えながら、ぺろりっと読み終えました。ぺろりっと読んだんです。ただそれだけの本でした。
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愛車みっけちゃんが今どれくらい調子がいいかと言うと、2速にしようと思っただけで、勝手にギアがセカンドに入ります。クラッチを踏んで、ギアに触れたか触れないかというくらいで、みっけちゃん、自動的に2速に入るんです。以心伝心とでも言いましょうか、女同士ですから、いろいろ分かってんのよ、という感じなのでしょうか。
車と持ち主との気持ちのつながりようが、車の調子の良し悪しに影響することもあります。その車に乗っている時は、その車の悪口を言わないようにしましょう。
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出たばっかりの雑誌「ダ・ヴィンチ」の11月号の217ページ、伊藤まさこさんのコーナーで、ボーイのことがちょこっと書かれています。
家族はみな喜んでいます。まさこさんありがとうございました。
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いいにおいのする草で、かわいらしい花の色と形をしているベニバナボロギクが好きです。好きな言葉の「ベニ」と「ボロ」が2つも入っているところも好きです。「ベニ」も「バナ」も「ボロ」も「ギク」も頭が濁音だというのもかっこいいと思います。
最近、ボロという言葉を口に出して言ってみるのが好きです。ボロ、とてもとてもいい言葉だと思います。ボロという言葉のためには、「この本はボロい。」と言ってはなりません。「このボロの本。」もしくは「このブックはボロ。」と言います。ボロブックもいいかもしれません。ラブロックみたいですし。
バライロウラベニイロガワリというきのこも好きです。「バライロ」と「ベニ」が複雑に織り込まれているからです。専門書2ページにわたるこの毒キノコを食べた時の症状を、ボーイに何ヶ月も読み続けたことがあります。最後の方に三途の川が登場します。
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もうメヒシバやオヒシバが枯れ始めてきました。秋がやってきます。大イチョウの銀杏も、黄緑からベージュ色に変わってきています。夏の間かっこよかったカゼクサやギンエノコロも、カサカサになって秋を演じ始めています。きのこもにょきにょき顔を出しています。出番なのです。
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一年位前、れんちゃんの帰りが遅い日が続き、子らとのふれあいが少なかったことがあります。多感なボーイは、何も言わなかったけど、何かがずれていっているのを感じていたようでした。
そんな時、起きてきたばかりのボーイにれんちゃんがにゃーにゃーと抱きつきました。愛しい愛しいが満タンでしたから。するとボーイ、とても嫌がったのです。1ミリ開いた隙間がそれでは埋まらなかったのでしょうか。照れくさいのも大きくなったんだぞという強気もあったのだと思いますが、れんちゃんの手を振りほどいたのです。
その時れんちゃんは「おっ?」と引き、ボーイの気持ちを尊重したのですが、2日ほど考えた結果、やっぱりお父さんはお前を抱きたいのだ!我慢なんかしないぞ!我慢なんか、できやしないのだ!と強行抱っこをすることにしたのです。いえ、することにしたのではなく、我慢できなかったので嫌がっても何でも、抱っこしただけのことです。
するとボーイ、なんともうれしそうじゃありませんか!やめてやめてと言いながら、ぎゃはぎゃは笑っています。そんなボーイを見てれんちゃんもぎゃはぎゃは笑っています。1ミリの隙間は一瞬で埋まりました。まだ6歳だもんな、16歳ではないもんな。
強がるひとケタの年の子を持つお父さんお母さん、これが子供の成長なのだな、そっと見守っていよう、そう思うのはまだ早い時もあるかもしれません。子供は「あれっ、関わってこないな、あれは強がりだったのにな。本当の気持ちとは裏腹だったのにな。」とは絶対言いませんから、そのまま隙間が埋まらない子供もいるのではないでしょうか。
お父さんもお母さんも、この感情を我慢できないのだ!愛してる愛してるぎゅーぺろぺろ。あらゆる面で成長した我が子に、こんなに感情をぶつけてもいいのかな、と迷った時は、自分の中にいるイタリアマンマに相談しましょう。答えは簡単、ぎゅーぺろぺろ!
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今週、アピールする気が全然おこらず、なんでだろう、ほらあなにでも行ってみるかな、と考えていましたが、今日たくさんの人に会ったら元気が出ました。元気がないわけではなかったのですが、ピンチョンを読みふけり、海賊船を描き続け、家族以外に会う人といえば保育園の迎えの時に挨拶をする先生だけという生活でしたので、そりゃはつらつとはしていませんわな。
今日のカラスの編集会議はおもしろかったなー。人と人が意見し合うと、そこから新しい芽が出るんだな、とあらためて感じました。そのあと奥山銘木店という本屋さんに行ってトーべ・ヤンソンの「彫刻家の娘」という本を買いました。ピンチョンが終わったら読もうと思うけど、早く読みたいな。先読もうかな。あちこち読もうかな。2冊持ち歩くと2キロは重くなるのでどっちかにしようかな。けど、本がかばんに2冊も入っているのはすばらしいな。いつもは文庫を1冊持ち歩いているだけだものな。
本はすごいな。字と字と字と字だけなのに、それが合わさってものがたりになっている!ひとつの世界があすこに入り込んでいるんだな。そう、ブックされているのだ!そこに宇宙がないなんて言いきれる?また宇宙って言っちゃった。
そのあとれんちゃんと合流し、久しぶりに建築家のキキさんに会うと、われわれは、ワーレーワーレーは、とてもうきうきしました。キキさんは、大勢の銀行の人と不動産屋さんを前に、すらすらと話しました。キキさんと私は、建築家というくくりでは同じだけど、大きさが違うんだよなー。すっごいなー。れんちゃんにテレパシーで「いよいよだね!」と送ったら、「ばあさんがーばあさんがー孫をひっぱってー。」と返ってきました。何を考えていたのだろう。
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