おおみそかの夜
今年もたくさんの出会いがありました。続けてきたことと新しくし始めたこと、それぞれにいっしょうけんめいできたのも、ひとりではなかったからです。たくさんの支えをありがとうございました。
明日は、もう来年です。今年と来年のあいだの細い川は、透明で冷たく、そこで私はいったん身を引き締めることにします。
では、引き締まり後、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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今年もたくさんの出会いがありました。続けてきたことと新しくし始めたこと、それぞれにいっしょうけんめいできたのも、ひとりではなかったからです。たくさんの支えをありがとうございました。
明日は、もう来年です。今年と来年のあいだの細い川は、透明で冷たく、そこで私はいったん身を引き締めることにします。
では、引き締まり後、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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3月に三重県文化会館で行われる「とびだせ!三重の絵本作家たち展」という大掛かりな展覧会の、それについてのアピールをします。
まず、三重県は絵本作家が次々と生まれている全国でも珍しい県だそうです。今回の展覧会では、三重から飛び出し、現在活躍中の若手絵本作家たちが出展しています。
メンバーは青山友美さん、石井聖岳くん、岩田明子さん、尾崎幸ちゃん、おざわよしひさくん、こじましほさん、後藤美月ちゃん、コマヤスカンさん、中川洋典くん、服部美法さん、ほんまわかさん、矢野アケミさん、山本考くん、と私です。
北海道からあべ弘士さんが応援団長として来てくださって、なんやら大きなものを天井からぶら下げたり、あべさんの作った「ねぶた」作品も見られます。すごいです。入り口のゲートはあべさんと私で作ろうと計画中です。三重を出て活躍してる人が多いので、津に住んでる私はさっと動けるので、宣伝部長的な役割をさせていただいています。アピール部長とでも申しましょうかな。
ワークショップの受付ももう始まっていて、私は子らときのこの帽子を作ります。かわゆいので、ぜひ参加して下さいね。土台のダンボールの帽子、ひとつひとつアトリエで作りました。子がかぶるとほんとうにかわゆいです。きのこのこども、すなわち幼菌の形をしています。
そのほかのワークショップも楽しそうで、参加したいなーと思っています。こじましほさんの消しゴムはんこや石井君の「いえをかこう。まちをつくろう。」などなど。増田さんのギャラリートークもあるし、私も2回くらいトルクショウさせていただく予定だったと思います。しどろもどろですが読み聞かせもあります。詳しいことは三重県総合文化センターのホームページをご覧になって下さい。申し込みフォームというのがあります。
https://www3.center-mie.or.jp/kouza/kouza.html
またどんな進み具合なのか、アピールしてゆきます。
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クリスマスイブの日、れんちゃんが夜の8時に帰るというので、6時から始まるありかちゃんちのクリスマスパルティーに行けるぞ、と子らを連れてありかちゃんちに行きました。きだちゃんも子らを連れて来ていました。
子がいっぱいの、たのしいパルティーでした。でっかいチキン、サンドウイッチ、スルプ、いちご、ドルナツが振舞われました。子らはみなよく笑うので、部屋がぱっと明るくなります。この笑顔の魔法はいったい、子らの体のどこから湧き出るんだろう、ちこい歯から発せられておるのか?まつげか?などと考えていました。
幼なじみのありかちゃんに「小学校はどこ?」とそろそろと聞いたら、ありかちゃんもそろそろと学校名を答えました。それを見たきだちゃんが、「超近所で同じクラスやったのに何だこの自信なげな会話は!」と言って、我に返った我々は大笑いしました。
そのころれんちゃんは家に帰ってきていました。思ったより早く仕事が片付き、6時半頃に家に着きました。けど、誰も家にいません。あれい、携帯電話を置いて行っている、どこに行っているんだろうな、実家かな、と電話してもいないと言う、どこだろ、まさかまだアトリエで引越し作業してんのか?車で行ってみてもアトリエは真っ暗。あれいはどこだ!ボーイとガールはどこだ!
れんちゃんは胸がざわざわして、私たちを探し回りました。通りすがりの教会のミサにまで行って、祈る人の顔をひとりひとり覗き込んで私を探したそうです。私の親も、胸がどきどきしてトイザラスに電話をしたそうです。一年で一番忙しい日に電話を受けた姉チーチの電話口の声が怖かったと母が言っていました。
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ボーイが学校で書き込んできたプリントを、持って帰ってきました。「あつまれ、ふゆのことば」というタイトルで、ふゆということばからおもいうかぶことをかきましょう、とありました。
6つの項目に分かれていて、その項目のあとそれぞれに書き込んであります。
たべもの シチュウ
てんき しも
したいこと かもがり
みにつけるもの マフラー てぶくろ
つかうもの ゆかだん ホットカーペット
あそび かもがり
今年もかもがりに行かなくてはな。鹿を仕留めたり、苔玉をこそげとったり、冬はおおいそがしだな。
三重の方、昨日のラジオはいかがでしたか。れんちゃんにどうだった?あたい、頭が真っ白になって、何しゃべったか思い出せないのよ、と言ったら、俺も頭が真っ白になって思い出せないと言っていました。
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昨日、ちいさなパン屋さんにお昼のパンを買いに行きました。ふたつ選んでレジに並びました。びっくりしたことに、私の前でレジを済ませていたのは、幼なじみのありかちゃんでした。
ありかちゃんがびっくりしながら言いました。「今からあれいちゃんのアトリエにパン買って行こうと思っていたのだよ。」そして私の持っているトレーを見て、「しかもこれと同じパンを買ったよ。」と。うーん、幼なじみおそるべし!
名前も似てるし、ふたりともアートに関わる仕事をしておるし、ゆっくりしたイメージを持つしで、お互いの親にまで「似たもの同士」と言われているくらいですが、ありかちゃんは細くて美人なので、双子には間違えられません。
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「熊田千佳慕のクマチカ昆虫記」を読み終えました。ああ、熊田さんは日本の自慢だな、とうれしくなりました。「小さい人たちのために」、私も熊田さんのような気持ちで取り掛からなければいけません。
熊田さん、字もすてきです。絵とは対照的な、ふわふわしたゆるい字を書かれていました。デッサンになるその前の絵、おぼえがきみたいなささっと描いた絵が、すごくおもしろい!目の付け所が、まさに虫なのです。
目の付け所が、まさにきのこだ、と言われるくらいにならなければいけないな。
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今朝、旗持ちの当番でしたので、信号機のふもとで黄色いおばさんの格好をして子らの交通安全を祈願してきました。
子らが鼻を赤くしながら、おはようございますっと言ってくれて、うれしかったわ。
子らがにっこりしながら、いってきますっと言ってくれたのも、うれしかったわ。
帰ってからは、ざくろを粒をつぶさないように大事に食べています。
コットンやリネンの白い布に、真っ赤に熟れたざくろをぶちゅっとするイメージ。絵本や絵を描く時に、そんなイメージが浮かびます。そのざくろはイントルネットで落札したざくろではありません。いつも行ってる森に自生していた、野生のざくろなのです。白やオフホワイトのリネンの時代の、その流れに逆らっているようで、むしろ強く添っている。だけどね…という感じ。
ざくろはパンクスピリットの表れなんでした。
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昨日は菰野図書館で、増田さんとお話会をさせていただきました。トルクショウでも講演会でもない感じでした。緊張もすぐにほぐれ、楽しいひと時が過ごせました。菰野図書館、とてもいい図書館でした。ベルリン天使の詩の図書館みたいで、あすこにきっと天使が座っておるな、と見ていました。
2011年3月12日~27日、三重県総合文化センター第一第二ギャラリーで「とびだせ!三重の絵本作家たち展」という、大きなイベントがあります。どんなにおもしろそうか、ぼちぼちとアピールしていきます。まずは描かせてもらったハガキをアピールします。このチラシ、三重県中の幼稚園保育園、小学校中学校高校のみなさんに配られるそうですので、お楽しみに!ポスター、チケット、ダイレクトメールもみなこの絵です。そして、このすんばらしい字のレイアウトやデザインは後藤美月ちゃんの手によるものです。
「あれいちゃんの、絵本なめんなよ!という気持ちが伝わるようデザインした。」と、美月ちゃん言ってくれました。そういうポスターになったと思います。
12月23日、13時から15時半まで、FM三重の生放送で、増田さんとヤナセクリニックの柳瀬先生がアナウンサーの方達と一緒に子育てなどについてのお話をされます。毎年恒例のやつです。そこに、私も少しだと思いますが、参加することになりました。放送事故のないように気をつけます。みなさん聞き耳立てててくださいね。
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荒木陽子さんの「愛情生活」を読み終えました。ヨーコさんの前でのアラーキー、アラーキーの前でのヨーコさんが、それぞれにかわゆくいとおしく、だいすきになりました。
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昨日ボーイとアンティークショップのおじさんのところに行ったら、おじさんが「おう、坊。ええもんやろ。」と店の奥に入っていきました。私たちはそれを待っていました。とても長いこと待ちましたが、おじさんはずっとごそごそ探しています。ボーイ、もう帰ろう、と言いましたが、おじさんなんやら一生懸命探しとるし、もうちょい待とに、そう話しているうち、おじさんは言いました。「あった!」
おじさんは、いちご牛乳、と書かれた古い木箱の奥から、金属で出来てる直径30センチくらいの輪っかを取り出しました。その輪っか、遊ぶものらしいのですが、どうやって遊ぶのか見当も付きません。「おっちゃんがやったるで、坊、よう見とき。」とおじさんやって見せるのですが、ぜんぜんうまく出来ません。おじさんの前で私たちはじーっと見ていました。出来るのをじーっと待ちました。なかなかできません。けど、誰も焦りません。おじさんは輪っかをシャン、シャン、とたたき、急いで回す、という作業を続けました。
おじさんの手から血がにじみだした頃、ようやくリングがブーンブーンと音を出して回りはじめました。まるで電気が通ったようです。おじさんは「坊、見てみ!ブーンてっゆうとるやろ!見てみ!出来た!」とはしゃぎました。ボーイは、その輪っかを手渡され、「ありがと!」と言いました。
私はその日おじさんのお店で、きのこにそっくりな木のいすを2つ買いました。こんな値段で売ったこと後悔しない?と聞くと、おじさん、するかもな、と笑いました。
こんな、なんて事のない事がないことがなかった一日でしたが、そのあとほら穴に行くと新入りです、とかわゆい猫みたいな子が立っていました。日曜の朝みたいなその子、「カペリーちゃんです。」と自己紹介しました。
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昨日は、手作り絵本の授賞式でした。審査でご一緒した作家の方や校長先生とまた会えてうれしかったです。みな、この前の審査を終えてから、自分にもっと絵本作りのすそを広げられないのかと考えていた、と話しました。控え室に、この後のトルクショウを控えているあべ弘士さんも北海道からおみえでした。三重のが室温が低い、寒い、とおっしゃっていました。
授賞式で、受賞者のみなさんは緊張しながらも、とてもうれしそうでした。特に子ども達が誇らしそうで、うんうん、となりました。どんな人が描いたのかは全然知らなかったので、お顔を見れてうれしかったです。あの作品、あの子が描いたんだ!おもしろそうな子やもんなあ、増田さんがすごく引き込まれていたあの作品は、やっぱり愛に満ちた親子の合作だったのだな、とうれしく思いました。
最後に審査委員長の増田さんが児童文学について、子どもの将来についてなどの軽いスピーチをされました。何百人を前に、丁寧な言葉で話されました。びしっと突きながらもユーモアがあり、増田喜昭の公式アピールがあったらめっちゃおもしろいだろうなあと聞き入っていました。「大人のへたな指導が子どもをわざわざつまらん方に向かせている。」というような内容の話、そうだそうだと思いました。
あべさんのトルクショウ、胃腸風邪のボーイが途中でしんどいと言ったので、最後まで聞けませんでした。今国語の授業であべさんやってるし、聞きに行きたいと言ったので連れていったのですが、残念。けど、途中まででも聞けてよかったな。すごくおもしろかったもんな。
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ボーイが胃腸風邪を引いて、しんどそうだったので昨日は学校を休みました。おかゆさん少ししか食べらんなかったのですが、今日は元気な顔をしていて安心です。ボーイ、風邪を引くの何年ぶりだろう。強くなったなあ。毎年七夕の短冊に「子らが大きな病気をしませんように。熱が出ませんように。」と書いているので、そのおかげかしらん。
その風邪がガールにうつって、昨日の晩はガールがげぼしました。ガールは吐いたらけろっとして、「バケツのげぼ見せて。」とにっこりしていました。
げぼするとき、胃腸がよじれるのか、子らは洗面器に向かって下向いて吐けません。なのでシーツやパジャマがげぼだらけになります。「ここに吐いて。」と言っても、うぎょーと体をねじります。ちいさな体ががんばっていました。
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昨日は恭ちゃんと麻ちゃんが来てくれたのでうれしかったな。京都のおうちの水周りを改装中なので、お腹の大きい恭ちゃん、麻ちゃんと一緒に、少しの間実家に帰ってきたというわけでした。
数日前恭ちゃんは、ずっと実家にいてもちいさな麻ちゃんが退屈だろうからと、フリーペーパーに載ってた子どもの遊び場に麻ちゃんを連れて行ったそうです。けど、そこのおじさん、数人来ていた子どもたちの様子を全然見ていなくて、自分のペースでいきなりギターを聞かせたり英語で絵本を読み出したりして、麻ちゃんブロックで夢中で遊んでますし、他の子たちもシラーッとした空気が漂っていたそうです。けど、自分大好きなそのおじさん、おもしろいでしょ!あなた達のために!と大声で歌い続けていたそうです。
その話を聞いて、前に増田さんが、子どものための仕事を「ぼくたちいい事してます」みたいな顔してすんな、お母さんのため、子どものためって、ほんとうにお母さんはそれを望んでるのか、とどこかのそういう人に言ったそうだけど、その人かな、と言ったら、恭ちゃん、「間違いない。善人ぶった顔をしていた。」と言っていました。
私は今までずーっと周りになじみにくかったし、赤ちゃんの時のボーイも、なじむことを楽しいことと思えなかったようでした。そのことで寂しい思いはしませんでしたが、子どもと遊ぼう!というチラシや記事を見たり、おしゃれなカフェのイベントで楽しむ親子たちを見て、ちいさな疎外感を感じたことはありました。けど、ボーイと私には森がありました。そこに行けば私達はほんとうの姿になっているように思えました。森から生えてきた私たちだと感じられたのです。
私たちには森があったから自分らしさを見つけられましたが、それが出来ずに他人とばかり比べてしまい、落ち込んでしまうお母さんもたくさんいるのではないかな、学校にも行っていないうちから横並びを意識し、五目授業みたいなことをさせているのですもの。
今子育て中のお母さんが知っておいたほうがいい!と、自分にも思うのが、今活躍しているへんてこ大人の、そのお母さんのおはなしです。へんてこな大人が、どうやっておっかさんに育てられてきたのか、へんてこでありながら、ここまで誇り高くいられたにはおっかさんからの魔法がかけられていたはず。いろんな子育てがあるよ、みな一緒にいくわけないじゃん、と、おっかさんたちはきっと教えてくれます。へんてこな大人はこれからどんどん減ってゆきます。そのおっかさんの記憶がなくならないうちに、聞き出さなくてはいけません。
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キャンプに行ってきました。冬のキャンプは、炎が特にきれいです。とても寒かったのですが、暖かなキャンプでありました。
夏のキャンプでは、夜中にたぬき少々しか現れませんでしたが、昨日は鹿もたくさん来ていました。糞でそれが分かりました。寝床に持って行き忘れた小麦粉とお米が入ったビニール袋と、袋ラーメンが食べられていました。ビニールを上手にやぶって、乾麺をぽりぽりしてゆきました。夜中のあの音は風ではなかったのだな。鹿ズだったのだな。
カラス今月号が出ました。チーズケーキの横井さんも載っています。私の絵は、ユニバーサル造船です。三重県の人には日本鋼管と言った方が馴染み深いでしょうな。以前、死ぬかと思ったと言っていた場所です。敷地内を車で一周すると、一箇所吸い込まれそうになるとことがあります。こういうところをパワースポットというのだな、おかあたんおとおたん、さいなら、というところでした。
今日は私の誕生日です。36か37か38歳になります。人に聞かれたら、もうすぐ40歳と答えたらいいかな。れんちゃんから、音の出る耳あてをプレゼントにもらいました。
海老ぞうという人と同じ誕生日だそうです。
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毎年恒例の、メリーゴーランド絵本塾生OBたちのグループ展が12月1日から喫茶で展示されます。クリスマスまでですし、プレゼントにいかがでしょうか。私も2点描かせていただきましたに。
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