ブラックホール
じきに夏休みが終わりますな。あっという間でした。もう一ヶ月あればもっといっぱい遊べたのに、さみしいです。
おとつい、名古屋からたくさんのお客様がうちに来てくださいました。大掛かりなお仕事のため、いろんなお仕事の担当の方がいらして、私はとても緊張しました。楽しいことと美しいものを形にしたいという意気込みと、どんなことでも実現できるという柔軟な発想がみなさんに備わっておるようでした。
そう、その前に、ボーイと一緒に「ブラックホール」というブラックホールの映画を見たので、よけいにどきどきしたんかもしれません。その映画は、プラネタリウムで見ました。わたしたちはブラックホールに吸い込まれました。ブラックホールに吸い込まれたとき、ワーレーワーレーはスパゲッティーのように伸びました。おかあたん、ぼくたちはもう死んじゃったんでしょうか。いいえ、ホワイトホールから水蒸気になって出てこれるんですよ。
人が水蒸気に姿を変えて場所も時間も越えて現れるということが、死ぬということではないのなら、そこかしこから生えてくるスベリヒユがキムスプーンモモコではないなんて言い切れるでしょうか。
こないだタルコフスキーの「ストーカー」を見ました。こないだメリーゴーランドで荒井良二さんがおすすめされていた映画です。とりこです。いろんな憶測や推測をされている映画ですが、それは、ぐにゃんぐにゃんの抽象画を見てあの丸いのは目でしょうか、ということに似ているのかもしれません。けれど、見たままで、はいそうですかとはいかない、深く心に残る映画でした。
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